元々、祖母が呉服屋さんをしてたので、幼い頃から着物に囲まれて育ちました。
着付師の資格を持っている祖母と母に基本をたたき込まれ、
イベント事がある時はよく綺麗な着物をたくさん着せてもらっていたのですが、
幼い頃は苦しいし面倒だし難しいし、、正直言って苦手でした。
年齢を重ねるにつれて「着物って素敵かも!」と思う機会が増え、
大学では授業で茶道・花道や有職故実をはじめとする日本文化を学ぶことになり
着付サークルに入り、休日に自分で着物を着て出かけしたりするようになりました。
日本文化を身近に楽しんでいただけるように、着物についても少しずつご紹介していきたいと思います。
はじまりの一品
私が自分でお着物を買うようになったのは、社会人になってからです。
初ボーナスは形に残るものを!
とオーダーで作ってもらうことにしたのです。
これが大失敗!笑
■失敗ポイント■
①襟の柄と肩〜胸の辺りの柄に一体感が無い
→なんとなく襟だけ柄が無くて、浮いてるように見えますね。。
実は反物からお着物に仕立てる際、襟の部分の柄の出し方を選べました。
お店の方が妖怪一反木綿のような反物をお着物の形にして見せて下さって、「襟は静かな方と豪華な方とどちらの柄が良いですか?」とちゃんと確認してくださったのに、、
ただでさえ全体的に派手な柄なので顔周りは少しスッキリさせた方が良いかな?と思い「静かな方」を選びました。
が、着てみてビックリ!
完全に私の選択ミス、経験値不足です^^; 一からのオーダーって難しいですね。
②全体的に柄が派手すぎて、なかなか合う帯と小物(帯揚げ・帯締め)が見つからない
→これが本当に大変で。。
お仕立て上がりにお店の方と相談しながら、帯も購入したのですが、、
小紋(普段着・お出かけ用)なのに全体的に豪華すぎる上、京友禅だったので、白地にちょっと金糸が入った格上の袋帯。。その帯をしめると更に豪華になってしまって。。
写真の帯は、確か骨董市で見つけた物です。今のところ手持ちの帯の中ではこれが一番合うかな?と思って着ていますが、未だに模索中です。
それでも人生で初めて自分が稼いだお金で作ってもらった特別な一品。
色と柄は最高に豪華で私好みなので、飾っておきたいくらいお気に入りです。
自分サイズに仕立ててもらったので、サイズもばっちり^^
ただ、着て似合う物、しっくりくる物、使いやすい物かどうかはまた別!
最初は誂え済みで充分楽しい!という教訓をくれた、私のはじまりの着物でした。
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