お着物は値段が高いから~と思っていませんか??
基本的には、その通りです!
職人さんが代々受け継いで磨いてきた技術と気の遠くなるような手間と時間をかけて作ってくださる一点ものですから、そのくらい価値のあるものです^^
ご参考までに、私がはじめて呉服屋さんでオーダーメイドで購入した時は、京友禅の小紋の反物だけで30万円程でした^^;
プラス縫い賃やら帯や帯揚げ、帯締めなどなど。。
いやー、記念に残るものだからとは言え奮発したものです^^;
でも!それだと気軽にお着物を着られないですよね。
冠婚葬祭等の公の時に着るものでなければ、リサイクル品やアンティーク、お手頃価格のもので十分に楽しめます^^
今は1万円~28,900円(3万円は苦しい笑)を目安に、本当に欲しいか必要な物か、どこまで金額を出して後悔しないかを考えながら購入しています。
そんな私がよく使う購入方法は、下記の方法です。
お着物専門のリサイクルショップやアンティークショップで購入する
「たんす屋」、「ながもちや」は全国展開しており、お店によって取り扱っているものも得意分野も違うので、
色々な店舗に行ってお店の方と沢山お話ししてみるとお勉強になってとても面白いですよ。
他にも銀座や表参道をぶらりしていると、素敵なお店があったりするのでお気に入りのお店をみつけてみるのも楽しいです^^
フリマアプリで購入する
個人で出品しているので、サイズや色味、状態に特に注意が必要ですが
とても良い物がお手頃な値段で購入できたりします。
骨董市やフリーマーケットで購入する
掘り出し物が結構あります!
不定期に開催される上野の骨董市や各神社・お寺の骨董市をのぞいてみると楽しいですよ。
また、銀座に「アンティークモール銀座」という西洋アンティーク、和・東洋骨董、着物・古布ショップが集合した骨董ショッピングモールがあります。
お着物だけではなく、お茶道具やアクセサリーも豊富なのでオススメです。
毎年、東京国際フォーラムで開催される「大江戸骨董市」も面白いです。
洗える着物を購入する
今は絹製ではなくポリエステルや綿など、ご自宅で洗える着物も増えてきています。
お誂えのお着物に比べると少しお手頃なお値段で購入できます。
絹のお着物は汚れてしまうと洗い専門の業者やきものクリーニングに出さないといけないので、天気が良くない日やもしかしたら汚してしまうかも・・という日に惜しげもなく着られます。
オークションで競り落とす
Yahooオークションで気に入ったものがあれば、競り落とします。
競ってしまうとどうしても欲しくなって、たまに予算オーバー!!なんてこともありますが。。
今まで小紋、羽織、岡重のバッグ、打掛を購入しましたが、どれも満足のいくものでした。
購入の際の注意点
上記の方法で必ず注意した方がよいポイントは
①リサイクル品はサイズが合わないことや、汚れがあることも多いので、しっかりお店の人に確認すること
②予算をあらかじめ決めておくことです。
昔の日本人は体が小さいので、特に身丈と裄丈(腕の長さ:背中心から手首まで)は要注意です。
自分のベストサイズを覚えておきましょう。
→お着物の部位とサイズの測り方はまた改めて。
サイズが合わない!でもどうしても気に入ってしまった!!
という時は、+1~2万円でサイズのお直しが出来る場合もありますので、お店の方に相談してみましょう。
新しいお着物も素敵ですが、実は古いお着物のの方が生地や縫い方がしっかりしていることも多いです。
元呉服屋の祖母から聞いた話では、昔は絹の重さで値段が決まっていたそうで
確かに祖母と母が若い頃着ていたお着物は60年以上経った今も現役で、私が着ていても全く見劣りしません。
ぜひ沢山のお着物を見て触れて「お着物を見る目」を育ててください^^
昔から変わらない着物の形の中で、自分の好きな柄、職人さんの技が光る物、アッと驚くデザイン、トキメク体験をしているうちに「自分の好きなお着物」が見えてくると思います。
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